こんにちは♪MOCLAS竹本です。
皆さんはお家づくりをする際に、何を重視しますか?
“デザイン” “間取り” “コスト” “性能”
住宅は、一生に一度あるかどうかの大きな買い物です。どれも譲れないと思いますが、性能はどちらかと言うとそこまでこだわらないかな~?という方が多いのではないでしょうか。
令和7年4月の建築基準法の改正により、これから建てるお家が満たさないといけない要件が厳しくなりました。
「家の性能とは具体的に何を指すのか」「どの程度の性能が必要なのか」これから家づくりを始める方に向けて、家の性能を示す代表的な数値や重要なポイントを、簡単に解説していきたいと思います。

家の性能のポイント
住まいの快適性・安全性、資産価値を左右する重要な要素が家の性能です。ここでは、家づくりで特に重視すべき5つの性能を詳しく解説します。
①断熱性
断熱性とは、熱が伝導することを妨げる性能のことです。外気温の影響を受けにくくすることで、室内の温度を安定させる重要な役割があります。
断熱性を左右する要素は、断熱材の種類や厚み、施工方法などです。高い断熱性能を確保することで、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現でき、冷暖房の効率も上がるため、省エネと光熱費の削減につながります。
②気密性
気密性とは、建物の隙間をできるだけ少なくして空気の出入りを抑える性能です。
高い気密性は、断熱性能を十分に発揮させるために欠かせません。いくら断熱性がよくても隙間だらけの家では意味がありません。高気密は室内温度を安定させる効果があり、結露の防止にも効果的です。
また、外部からの粉じんや花粉の侵入も防ぎ、室内の空気環境の向上にもつながります。換気システムと組み合わせることで、建物の耐久性も向上するでしょう。
③耐震性
耐震性とは、地震の揺れに対する建物の強さを表す性能です。下記の3つの構造があり、それぞれ違う方法で地震に対応します。
- 耐震構造・・・建物自体を強くする仕組み
- 制振構造・・・揺れを吸収する仕組み
- 免震構造・・・揺れを避ける仕組み
高い耐震性により、大地震の際の建物の損傷を最小限に抑え、家族の安全を守ります。
④耐久性
耐久性とは、建物が長期にわたって性能を維持できる能力のことです。
基礎、柱、梁などの構造躯体の品質に加え、防水性能や部材の劣化対策も重要です。
高い耐久性があれば建物の寿命が延び、メンテナンス費用を抑えられます。また、資産価値の維持にもつながり、将来的な売却や相続を考える上でも大切な要素となります。
⑤省エネ性
省エネ性とはエネルギー消費を抑える性能です。断熱性や気密性と密接に関係し、適切な換気システムと組み合わせることで、光熱費の削減につながります。
太陽光や風などの自然エネルギーを活用したパッシブデザインも重要で、夏は日射を遮り、冬は取り入れる工夫をすると良いでしょう。環境負荷の低減にもつながり、持続可能な暮らしを実現します。
家の性能を示す代表的な数値
住宅の性能には、具体的な基準となる数値があります。ここでは、家づくりで特に重要となる4つの指標を紹介します。
C値
C値は家の気密性を表す数値です。C値は「1㎡あたりにどれくらいの隙間があるか」を表しており、この値が小さければ小さいほど隙間が少ない、つまり気密性の高い家といえます。C値を求める計算式は、下記のとおりです。
住宅全体の隙間合計面積(㎠)÷ 延床面積(㎡)=C値
一般的には、C値基準が1.0以下の住宅が高気密住宅とされています。
MOCLASは全棟気密測定を実施し、基準値0.4以下としており、測定最高値としては、“0.1”を達成しています。

UA値
UA値は家の断熱性能を表す数値です。壁や床、屋根、窓などから外に逃げていく熱の量を示しており、この値が小さいほど高断熱の家といえます。UAの計算式は以下のとおりです。
建物から逃げる熱量(W/K)÷ 外皮表面積(㎡)=UA値
例えばUA値が0.87の家と0.46の家では、0.46の家の方が熱を逃がしにくく、暖房や冷房の効きが約2倍良くなります。UA値が極力0に近い家ほど室内の温度を快適に保ちやすく、光熱費も抑えられる高性能な住宅です。
2025年からは、0.87が最低基準として定められるので、新たに住宅を建築する際は0.87以下をクリアしないといけません。
MOCLASはUA値が0.46(断熱等級6)が標準となっており、ご要望に応じてUA値0.26(最高等級:断熱等級7)のハイスペック仕様を選択することも可能となっております。

HEAT20 G1、G2、G3
G1、G2、G3は、家の断熱性能をわかりやすく表した等級のようなものです。数字が大きくなるほど断熱性能が高くなり、人が健康かつ快適に過ごせる室内温度環境であることを表します。
HEAT20が提案する断熱基準をクリアするには、省エネ基準のようなUA値(外皮平均熱貫流率)を満たすだけではなく、「室温」や「エネルギー削減率」といった項目もクリアする必要があります。
この基準は、現在国が定めている省エネ基準よりもかなり厳しく設定されており、これから必須となる家づくりの指標として注目されています。
住む地域の気候によって必要な性能は異なるのが特徴で、快適な暮らしと省エネを両立できるバランスの良い性能レベルということから、多くの場合はG2基準が推奨されています。

耐震等級
耐震等級は、家の地震に対する強さを表す指標です。等級1から等級3までの3段階があり、数字が大きいほど地震に強い家となります。
等級1は建築基準法で定められた最低限の基準で、震度6強〜7の地震で倒壊しない程度の強さです。一方、等級3は等級1の1.5倍の強さがあり、最も高い耐震性能を備えています。安心して暮らすためには、耐震等級3の家がおすすめです。
MOCLASは最高等級である耐震等級3(許容応力度計算による)が標準となっております。

まとめ
家の性能は、快適で安全な暮らしを実現する上で欠かせない要素です。
高性能住宅は初期費用が高くなる傾向にありますが、国や地方の補助金を活用すれば金銭的な負担を抑えることもできます。また、光熱費の削減や健康面でのメリット、災害への備えを考えると、長期的には大きな価値があります。
子育てグリーン住宅支援事業補助金の新築の受付が5月14日から開始され、弊社からも何件か申請させていただいております。
MOCLASの家はGX志向型(補助金160万円)の取得も可能です。(※但し、予算到達次第終了)
補助金を活用しながら、快適で安全な住まいを手に入れるチャンスです!
家づくりを検討中の方は、ぜひMOCLASまでご相談ください(^^)
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